身辺雑記「綾に哀しき」２０１４年１月分

雨。

雨になった。

このところ乾いた日が続いており、乾燥注意報も出ていたので、恵みの雨といったところか。

乾燥していると風邪を引きやすくなるし、事実、インフルエンザやノロウィルスの感染が猖獗を極めていたので、この雨はありがたい。

私はもともと体質的に扁桃腺が腫れやすく、以前は年に何度か風邪による高熱などで寝込んだりしていた。

しかし不思議なことに、津に来てからは、寝込まなければならないほどの高熱は出ておらず、喉の痛みや咳などの症状が出ることはあっても、会社を休むような事態には至っていない。

津の冬は寒さも結構厳しく、鈴鹿颪など冷たい北風が吹きつけるため、予想以上に体にこたえてしまう。

しかも、現在居住しているのは築30年近く経つ断熱設備も十分ではない集合住宅で、瞬間湯沸かし器などの給湯設備もない。

この時期は、洗面や食器洗いもかなり辛くて、湯たんぽの残り湯を活用して対処している始末である。

そんな気候や条件の中なのにもかかわらず、ひどい風邪を引いていないわけで、自分ながらに不思議でもあるが、恐らくそれなりに規則正しい生活をしているからなのだろうと思う。

満員電車の通勤地獄といったたぐいのストレスもなく、よほどのことがない限りは日付が変わる前に就寝し、食事も朝昼晩きちんと取れている。基本的に自炊であるため、なるべく野菜を中心の食事にしていることも功を奏しているのだろう。

特に睡眠時間を7〜8時間確保できているのはありがたい限りである。

そんな折、仕事関係の知人から面白い情報を得たので紹介する。

熱が何度熱が出たら会社を休む？

出典：マイナビスチューデント　社会人556名への調査による

・〜36.9℃： 3.2%

・〜37.4℃：17.9%

・〜37.9℃：44.7%

・〜38.4℃：77.6%

・〜38.9℃：85.4%

・〜39.4℃：93.7%

・40℃以上：96.0%

・何度出ても休まない：4.0%

←平均値は37.9℃

「平均値が37.9℃」というところは何となく頷けるところだ。実際、私も38℃を超えたあたりで休もうという気になるし。

「何度出ても休まない：4.0%」というのもありそうな話である。

事実、そういう人間も確かにいた。

そんな状況では能率も上がらないし、快復が長引くだけだから、休んで欲しいと思うのだが本人が納得しないのでどうしようもないのである。

インフルエンザやノロウィルスに感染した場合は、きちんと病院に行って治療をする必要があると思うけれども、通常の風邪の場合は、とにかく体を冷やさないように気を付け安静にしていることが一番の薬だと思う。

無理をしてこじらせては元も子もない。

皆さんもくれぐれもお気を付け下さいますように。

曇り時々晴れ。時折雨が混じる。

一月も間もなく終わろうとしている。

今シーズンの冬の寒さはことのほか厳しく、津においても氷点下となる日がしばしば訪れ、降雪もあった。

ただ、この頃は陽も長くなってきており、路傍に水仙の花を見るなど、春の訪れも感ずるようになってきている。

昨年末から先週くらいまで、主に仕事の面で多忙な日々が続き、その間に帰省や帰宅などがあったりしたため、この雑記の更新はおろかメールの確認さえもしばしば滞りがちになっていた。

殊に、大学を始めとした講演活動では、久しぶりにパワーポイントで資料作りをしなければならず、こうした面での生産性が落ちていることに気づかされて愕然とする始末。

どうも先が思いやられるところである。

それでも、いくつかの大切な個人的行事が動き始めている。

三木稔先生が亡くなって、早いものでもう二年が過ぎてしまった。

その三木先生が最後まで心血を注いでこられたレクイエム（管弦楽伴奏混声合唱版）の初演が次のような日程とプログラムで挙行される。

日時：2014年7月13日（日）14：00〜

場所：すみだトリフォニーホール（JR錦糸町北口徒歩3分）

プログラム :　　

1. ＜北京祷歌Beijing Requiem＞（弦楽合奏・指揮 榊原 徹）
2. ＜コンチェルト･レクイエム＞（邦楽合奏・指揮 田村拓男）
3. ＜レクイエム＞管弦楽伴奏混声合唱（世界初演）

指揮：大勝秀也

合唱指揮：岩佐義彦

ソリスト：宇佐美瑠璃（ソプラノ）、井上雅人（バリトン）

混声合唱：三木稔メモリアル合唱団

管弦楽　：三木稔メモリアルオーケストラ

（オーケストラは在京演奏家を中心とした公演への賛同演奏家により編成）

この演奏会のための合唱練習は昨年の夏より開始されているが、先日やっと参加することができた。

花の章を加えた混声合唱版の初演（2007年5月）に参加した折に歌って以来のことで、楽譜を読み返してみると、やはり所々音取りがあいまいになっている。

あと六か月弱しかないので、気合を入れて取り組まねばなるまい。

しかし、東京で行われる練習にはなかなか参加できそうもないので、せめて他のメンバーの皆さんにご迷惑をおかけしないようにしようと考えているところである。