身辺雑記「綾に哀しき」２０１５年３月分

晴れ。

三月の末日。穏やかなお天気になった。

昼の日比谷公園ではたくさんの人たちが花見に興じている。

このところ花見の宴に復活の兆しが見えてきているとのことだが、こうして目の当たりにするとなるほどと実感した。

今日、40年にわたって勤務してきた職場を退職した。

既に役職定年となっていたので、こういう日が来ることは分かっていたが、さすがに万感胸に迫るものがある。

とはいえ、あまり感慨にふけっている暇はない。就職活動に勤しまなければならないからである。

この歳になっての就職活動はかなり大変なものだと思うが、頑張りたい。

定年の60歳を待たずに退職を決断したのも、その辺の事情からだ。

定年まで働いてからでは、新たな就職口を探すのは容易ではない。

これまで採用担当なども経験してきたことから、採用側の思惑もある程度承知しているつもりだ。

賃金の額よりも、出来ればやりがいの感ぜられる職場を見つけることを目指しているが、とにかく最善を尽くすつもりである。