★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 身辺雑記「綾に哀しき」2022/7/10 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
梅雨が明けた。
梅雨明けは早かったものの、すっきりしない天気が続いていた。
今日は朝から晴天で、布団を干し、洗濯をした。
風もあるので、気温のわりには涼しく感じられる。
新型コロナウィルス感染が急激に広がっている。
感染力と毒性の強い新たなオミクロン株である「BA.5」への置き換わりが要因の一つと考えられているらしいが、制限解除の影響も少なからずあるのだろう。
酷暑に向かって、マスクの着用は辛いものがあるが、やはり自衛をせざるを得ないのかもしれない。
私事ではあるが、7月から新たな職場で働き始めた。
在宅ワークもあるが、基本は出勤なので、新型コロナウィルス対策にも十分に気を付けたいものと思っている。
ハロワ経由での就職であり、以前にも書いたが、この年齢での就職にもかかわらず、実に親身に相談に乗ってくれアドバイスももらえた。
ありがたいことだ。
就職をしたかったのは、もちろん収入の確保もあるが、単身でいることのリスクを考えてのこと。
リタイアしてそのまま在宅で暮らしていた場合、もしも何かあって倒れたりしても、親族などが気づくまでに恐らくひと月くらいはかかる可能性が高い。
就職していれば、無断欠勤とか連絡がつかない状況になったとき、職場の方から、私の緊急連絡先にアラートが飛ぶことになる。
少なくとも一週間以内には変事が明らかになることだろう。
むしろそちらの意味での安心感が大きかった。
ところで、安倍元総理が急逝した。
奈良の大和西大寺駅前での応援演説の最中に、手製の銃で撃たれたのだという。
実行犯の男は、思想信条に基づくものではなく個人的な恨みでやったと供述しているらしい。
母親がある特定宗教（統一教会らしい）に入れ込んで破産してしまい、その宗教と関係が深い国際勝共連合と、これまた浅からぬ関係のあるらしい元総理を殺そうと計画したのだそうだ。
そうなると、マスコミあたりがしきりに喧伝する「民主主義に対するテロ行為」という文脈からはかなり外れたものになると思われるが、動機も含めて一日も早い解明が待たれるところだ。
それにしても、政治家はこうした恐るべき椿事に巻き込まれる危険性を常にはらんでいるということか。
恐ろしい世界だ。
この実行犯、勤め先をやめて現在は無職であったそうだし、高校生のころまではスポーツも得意で学業も優秀な優等生タイプだったらしく、様々な葛藤を抱えていたのかもしれない。
自分に向かえば自殺となった可能性も高く、それを他者に向けて（しかも著名な人物に向けて）破裂させたのだろうか。
社会からドロップアウトした弱者に極めて冷たくなってきているこの国の、非常に不気味な未来が透けて見えるような気がした。