身辺雑記「綾に哀しき」２００１年７月分

晴れ。

またまた暑さが戻ってきた。空気が重い、太陽が俺をいじめる。A(^o^;;;

いぢめる？シマリスかおまえは！C=(_ _;バキッ

先日、携帯電話を買い換えた。

２年半振りだ。通信機能の強化が巷で謳われていたので、欲しくて仕方がなかったのだが、九州にいる間は我慢していたのだった。

携帯電話を介してのwwwへのアクセスは危ない、なんてさんざん言い募っておきながら何というざまだ、といわれそうだ（まあ、とりあえず、iモードじゃなくてezWebなんですけどね。(^^;）。

それにしてもcdmaOneがこんなに音がいいとは思わなかった。あ、いや、もちろん以前の機種との比較においてだけれども。

というわけで、何となく携帯で電話をかけちゃうんだよね、電話嫌いのこの私が。

でも、５分くらい電話していると、耳が熱くなってくる。そういえば、メールを打っていても熱くなった。

何となくイヤな感じだな、と思ってたら、こんな記事。

次世代携帯電話でアタマに異常が起きる!?

まあ、電磁波が人体に悪影響を及ぼすことは、前々からいわれていることだし、その意味では「またか」という不謹慎な感想を持ったことも否めない。

むしろ私は、「世界第３位のシェアを誇る欧米有数の携帯電話機メーカーである」スウェーデンのエリクソン関連の記事の方が気にかかった。

「利用者の健康を損なわないための新型アンテナ」とか「電磁波との安全な距離を保つシステム」などという研究成果を特許として申請しておきながら、本年２月、突然、製造部門を売却し、携帯電話製造事業から撤退することを発表したのだそうだ。

記事は続ける。

結局「健康を損なわない携帯電話」は開発が困難であり、幻の技術にすぎなかったということなのだろうか。

と。

耳に、あのときの携帯電話の熱さがよみがえってきた。

曇り。

ここ数日、曇りがちな天気ゆえか、涼しくて過ごしやすい。

参議院選挙の結果。

やっぱり、自民党の大勝。しかも、同時に行われた静岡県知事などでも自民党推薦の候補が勝っている。

都市部で自民党が勝ったのは、正しく「コイズミ効果」ゆえか。

まあ、あの驚くべきブームからすれば、狂騒的に自民党に票が増えるのは予測できたところだが、でも、どこか心の奥底では、「そこまで国民もバカではあるまい」なーんて思っていたのだ。

だが、この結果だ。

自由党の小沢党首が「主権者たる国民が小泉さんの改革でいいと判断したのだから仕方がない」と言っていた。

うむ、おっしゃるとおり。

しかし、だからこそ言いたいのだ。本当にこれでいいのか、と。だいたい、内容自体の変わっていない自民党で、コイズミ首相の言う構造改革なんて本当に出来ると思っているのかね。

オッ！なんだ、大仁田まで当選したぞ。

勝ち馬に乗るというのが、露骨に顕れているなあ。

本当にこれからどうなっていくのだろうか。

ところで、保守党は今のところ獲得議席なし。「ホシュピタル」などという、絶対零度級のサムいギャグを党首自らがテレビ画面でとばしていたムクイだろうか。

でも、「イカンザキ」はそれなりに議席を確保したしなあ。(^^;

おっ！保守党、扇党首は当選したのか。（7/30早朝）

晴れ。一時雷雨。

１４時くらいから空に暗雲が立ちこめ、稲妻を伴ったすさまじい雷鳴が響き渡る。そして、豪雨。

この影響で、横浜方面の電車は軒並みダイヤが乱れ、田園都市線では鷺沼から長津田の間が上下線とも不通。23時くらいまで動かなかったそうで、代替輸送のバスも道路の渋滞で立ち往生する場面もあったらしい。

藤が丘付近では大水が出たというし、青葉区では停電があった。

地球は生き物なんだなあ、と変に感心。

いずれにしても、少し涼しくなったようで、その点ではありがたい。台風の動向が気になる。

やっぱりなあ、という記事。

「自分のHPを開こう」で始まるマルチ商法に注意 国民生活センター

ブームに乗じて、こういうことを考えるやつって、必ず現れるもんなんだな。それにしても、こんな典型的なマルチ商法に引っかかっている人がこんなにいるなんて、そっちの方が不思議だ。

「相談者の6割が未成年者や20代の若者」だという実態からすれば、なるほどとも思うが。無尽講やマルチ商法に関する知識がそもそもないのだろうから。

しかし、「勧誘時にはホームページを持つ楽しさをうたっている」ってのも汚い方法だな。楽しく作って、それでお金も儲かるから一挙両得ってか。(^o^;ヒェー

いずれにしても、マルチ商法に関わると、金目だけではなく自分の友人など人的財産まで失うことになる。この不景気の世情にそうそう「うまい話」なんておっこちているわけがない、というきわめて当たり前の「真理」を忘れないようにしましょうね。

某MLにこんな記事が載っていたので、引用する。

ハイヤーの「水増し発注」事件のニュースを聞いていた課長。「外務省の『みつばちハッチ』ってなんだ？」すかさず主任がツッコミを入れた。が…。「違いますよ課長、ハッチは『みなしごハッチ』！みつばちはマーヤ！」…私はこの会社で働き続けていいのでしょうか？

「働き続けていい」と思う!! ＼(＾ｏ＾)／

すばらしい職場環境ぢゃないか。羨ましいぞ。背景になっている事件そのものは度し難いが。

晴れ。

暑すぎる。毎日毎日同じことを言っているようで申し訳ないが、まったくもって異常だ。

本日の東京における最低気温は28.7度で、7月としては観測史上最高だという。(^^;

このまま迎える８月はどんな「暑さ」が待っているのか、想像するだに恐ろしい。

各方面で騒がれている「Windows XP」。特に大きな問題は次のごときものだろう。

Windows XPの停止機能で，ユーザーも機能停止？

多くの方は既にご承知だとは思うが、要するに、いったんインストールして、「アクティベーション」を行うと、Windows XPやOffice XPが当該PCにロックされ（「アクティベーション」を行わないと、Windows XPでは14日後、Office XPでは51回目の起動から、正常に動作しなくなる）、以後、ほかのPCにはインストールできなくなる、というものだ。

海賊版の横行に頭を悩ませた上での対策だろうが、問題は、「アクティベーション」を行ったPCでも、ハードの追加とか構成を変えることによって、この機能が働いてしまうことにある。

具体例としては以下のような話がある。

怖い話：Officeが機能しないモードになります

ひどい話だ。

この筆者のように、長期出張の初日の飛行機の中でこんなメッセージを表示されたら、誰だって動転する。

しかし、これはまだいい方らしい。

もっとひどい話になると、何度か再インストールを繰り返して、その都度、MSのアクティベイションサービスに電話してキーをもらっていた人が、「この製品は何度も繰り返し登録されたので、ご使用になれません」といわれ、必要ならば買い直せ、といわれたんだとさ。(^o^;

今時やくざだってこんな無茶なことは言わないぜ。全くすごい会社だなあ。

いずれにしても、こんなソフトは使わないに越したことはないね。

Windowsなら95のOSR2、Officeを使うんならOffice95で十分だろう。とくに、Word95はいいワープロソフトだったし。

ただ、この場合問題があって、他の人とドキュメント類のやりとりをする場合、バージョンが下位のソフトで対応できるように上位（あくまでも「バージョン」が、です。機能や質が「上位」なわけではありません）で作製したドキュメントを保存してもらわなければならないが。

いずれにしても、MSはどんどんイヤな会社になっていくな。また、これに比例してシェアもだんだん落ちてきているらしい。

今回のことも、そうした焦りから出ているのかと思うと、ちょっと同情したりして。だからといって、こんなやり方はひどすぎるが。

今回の事例は、ユーザー自身がMSのくびきから脱し、自らの意思で環境を構築していく覚悟を定めることの重要性を如実に表したものとも言えるかもしれない。

晴れ。

今日は大暑だ。その名のとおり暑い。

都心の気温は35.6度で、7月に入ってから35度を超した日はこれで6日間となり、1961年の4日間を上回る「過去最多」となったとのこと。(^^;

これは地球温暖化との関連もあるのだろうか。冷静に考えてみても、暑い時期に一斉に各家庭がクーラーを運転して過大な熱を外気に放出すれば、外気温は上昇するのではないかと思うのだが。

このままで済むのだろうか。

ところで、携帯電話の出会い系サイトで知り合った14歳の少女に現金を渡してわいせつな行為をしたM東京高裁判事（参考）の初公判があり、懲役２年が求刑されたそうだ。

M被告は「すべて間違いありません」と起訴事実を全面的に認めたとのこと。

従って、裁判は即日結審。判決は8月27日に言い渡されるらしい。

ずいぶん潔いことで、なんて一瞬思ったが、そういえば、「余罪の追及」はどうなったんだろう。

えらく早い結審に、何となくその辺の闇の部分が葬り去られているような印象を受けるが。

断っておくが、何もM氏をスケープゴウトにしてその私生活やら何やらを暴きまくれ、なんて言っているわけではない。

このことについては前にもちょっと触れたことがあったが、こうした事件が起こる背景について様々な方面から考察すべきではないかと思うのだ。

確かに当局にとっては早めに片づけたい「不祥事」だろう。だが、M氏は果たして「特殊な」判事だったのだろうか。

こうした事件をもって、軽々に司法制度の見直し論につなげていくことは避けるべきだとは思うが、こうした事件の起こる可能性も図った上で、例えば「陪審員制度」の導入なども議論の遡上にあげていくことは必要なのではないか。

それにしても、こうした事例の場合、少女は単純に被害者と呼ぶことができるのだろうか。どうもよくわからないところだ。

晴れ。

今日も晴れ。実に暑い。

おもてを歩くと、暑さで倒れそうになる。(^^;

参議院選挙がいよいよ来週に迫ったこともあってか、選挙戦もかなり活発化している。

なにしろ、８割を超える異常ともいえる「小泉人気」の中でのイベントであるから、苦しい戦いを強いられている野党はもちろん、ある意味では自民党もやりにくいのではないだろうか。

そんな中で、京都の選挙区から立候補しているH本派（旧K世会）の候補の応援演説に小泉首相が出向いたとのこと。

えっ？本当ですか？コイズミ首相の仰る構造改革と矛盾していないんですか？

その現場を通りかかった新党「自由と希望」の宮崎候補からその矛盾を難詰されて、「雑音がする」な〜んていったそうな。

しかも当然のことながら、N坂元幹事長もおられたそうですから。

まっ、そんなもんでしょう。有権者の皆さん、あんまり口先に踊らされないようにしましょうね。(^^;

今日、時間が出来たので、淵野辺の「ストーンマジック」に行ってみた。

6カ所のエリアに分かれていて、それぞれ特徴のある課題が目白押しだ。

そして、目玉の一つにオートビレイシステムがある。

一人でも気軽に登れるので、恥ずかしがり屋で引っ込み思案の私のような人間には最適なシステムだ。(^^;

また、アルパインタワーには、アイス、エイドなどのルートもあり、盛りだくさん。

キッズピナクル（人工岩峰）の見事な造形美も目を見張るだろう。登ってみると自然壁のような絶妙のフリクションが味わえる。

ストーンマジックのサイトのURLは以下の通り。

ストーンマジック

そうそう、このジム、ロッカーは鍵付きでシャワールームもある。これって、結構ありがたいよね。(^^)

曇り。昼に驟雨。

昼過ぎ、驟雨が襲う。

久方ぶりに見る雨は、それこそ「沛然たる」という形容がしっくりとくるような降り方だった。これだけの勢いで降ると、むしろすっきりするな。

Web現代にこんな記事が載っていた。

出会い系サイトを徹底解剖する

5回までの連載記事だ。

おもしろい。非常におもしろい。

なにがおもしろいって、この記事、出会い系サイトやネットナンパについて、どっかの似非良識派マスコミのようなステレオタイプ的批判を中心に置いていないことだ。

ネットナンパの手口や「良質」な出会い系サイトの見分け方が載っており、実体験者を集めたかなりきわどい座談会まで紹介されている。(^-^;

こうしたテーマは、おそらく単一方向に収斂されるような単純なものではないのだから、様々な方向からの論評が必要となるだろう。

ある種の出歯亀的なアプローチは、衆目を集めさせるという意味で有効だ。こうやって、深夜に読みふけってしまったヤツもいるんだから。(^o^;;;アホダネー

さて、そんな感触もあって「おもしろい」と私は先ほど感想を述べた。

そのことを否定するつもりはない。

だが、正直に言って、この記事から薄ら寒いものを感じたのも事実だ。

深夜に帰宅して、この雑記を書くためにネットサーフィンをしていて見つけたという事情を割り引いてみても、何か底知れない深淵をのぞき込んだような気がするのである。

彼らはいったい何を求めているのか。

座談会でこんな発言がある。

「病んでます、病んでます。絶対キレイな子なんつったら、間違いなく精神いっちゃってますからね。だって、そんな子がなぜ『出会い系サイト』をやるんだっていう話じゃないですか。普通にやっててもモテるじゃないですか」

発言している本人の側にこそ、底知れない闇があるように感じた。病んでいるのはあなたの方だ、と。

房事などというものは、通常おおやけの席で語られるような性格のものではあるまい。それを、不特定多数の相手と交わりを持ったことを自慢げに語るにとどまらず、その相手方に論評まで加える。

私は決してピューリタニズム的方向から、こんなことを言っているのではない。

己の心の闇に気づかない人間が、その闇の部分を拡大再生産し、ほかの人間の心にまでその闇を広げていく。そんなふうに思うにつけ、沈んだ心持ちになっていくのだ。

晴。

いやあ、本当に暑いっすね。皆様お元気ですか。＼(＾ｏ＾)／

出勤時、バスに乗る前に一汗かいて、電車のホームでもう一汗かいて、会社に着くまでにハンカチはびしょびしょ。(^-^;;;

この猛暑、もうちょっと続くそうだけど、そろそろ雨も欲しい気分だ。

ところで、Pentium III 1.2GHzが店頭に並んだそうだ。

やじうまPC Watch

7月12日の「Pentium III 1.2GHz展示中？」をご一読あれ。

本当に「Pentium III 1.2GHz」なのか、という問いに対しては、非常に曖昧ではあるが、少なくとも、Pentium III 1.13GHzのリテールパッケージは近々店頭に並ぶことだろう。

最新のTualatinコアだから、オーバークロック耐性も相当優れているだろうし、こいつはおもしろそうだ。値段は３万円の真ん中から後半くらいらしく、ちょっと割高感はあるが、オーバークロックを考えればお買い得かもしれない。

うーん、しかし、私は手が出せないな。そんな時間もないし、第一、まだDX4 75MHzを現役で使っているくらいなんだから。(^^;

閑話休題

毎朝の日課として、NHKの「ちゅらさん」をついつい観てしまう。

今時こんなヤツぁいねえよ!!、な〜んて思いながらも、昔は確かにあった風景を懐かしんでしまうわけだ（つまりはオヤジってわけだ ☆C=(_ _;わかってらい）。

その関連で、こんな記事を見つけた。

うーん、ごもっとも。しかしなあ……。

こういう文化は実際にあるのだろうし、こんな描写はほかのドラマだって結構扱っているようにも思うけれども。

思うに「ちゅらさん」の視聴率が高く、多くの人の目に留まるから注意を喚起した、ということなのだろう。

だとしても、何となく、後味が悪い。

私自身、連れ合いとの結婚の許しを得に連れ合いの生家を訪れた際、「結婚を認めてください」の一言が言えずに出されたお酒をあおりダウンした記憶がある。(^o^;

聞けば、かなりの人がそんな経験を持っているというし。こうした人生の一大転期において酒の果たす役割は決して小さくはないように思うのだが。

もちろん、だからといって、飲酒の強要や急性アルコール中毒の危険性を軽視しているわけではない。熊本大学医学部の悲しい事件を思い起こすまでもなく、こうしたことに関する問題意識の欠如が重大な事件に結びつくことを忘れてはならない。

しかし、ここまでナーバスに……。うーん、しかし、注意喚起は必要だろうなあ。酒飲みとしては複雑な気分だ。(*_*)アチャ!

晴。

北陸も梅雨明けだそうだ。関東に帰ってきてから、雨を全然見ていない。

何となく梅雨明けが早いような気もするが。

やっと、引っ越し荷物の取りあえずの片付けに着手できた。

単身赴任でも、２年間世帯を維持すると結構な荷物になる。

本などの荷ほどきは後回しにして、カッターシャツなど直ぐに使うものを出し、アイロンをかける。

さて、九州での最後の山行となった、阿蘇山高岳鷲が峰登山の記事をやっとアップした。

この週末、いいお天気なのだが、結局時間がとれずに山に行けなかった。

悲しい。

こんなに山に行けないと腑抜けになりそうだ。(^^;

晴。

今日も暑い。本当に暑すぎるぞ！

もう梅雨も明けたのではないかとの話もある。暑さも本格的になってくるのだろうか。

参議院選挙公示。

参院選、届け出終わる ４９６人が立候補

いよいよか。７月２９日投票で、即日開票。

何とも言えず、歯がゆいような落ち着かない気分だ。

8割を遙かに越す小泉首相の人気をバックに自民党が圧勝するのだろうか。小泉首相は「聖域なき構造改革」を掲げて、意気も軒昂らしい。

東京・有楽町での第一声。「小泉内閣の目指す改革を自民党が支えていく。野党の人は、小泉内閣は構造改革ができないと思っていた。できないと思った改革に手をつけたのが小泉内閣だ」

この選挙に勝ち、党内外の「抵抗勢力」の壁を正面突破して、いよいよ改革断行を、というのが首相の戦略だ。８日の神戸市での演説でも、首相は「勝てば改革の足を引っ張る人は大勢にはならない」と語った。

とのことだそうだ。

本当にそうなのかなあ。私は、結局のところ自民党守旧派によって利用され尽くしたあげくに捨てられるような気がしてならない。

何しろ、参議院議員はいったん当選すれば６年間もその地位にいられるわけだから、「勝ちゃあこっちのもんよ。それまではむかつくけれど小泉を踊らせておけ」なーんちゃって、淡々と選挙戦を行っている旧Ｋ世会、ってな構造が見えてしょうがないんですけど。(^^;

地方においては、カネを運んできてくれる利権議員は当然おっけーなわけだし、これで都市部のミーハーが小泉人気に踊らされて自民党に大量議席を与えれば、完璧だもんね。

守旧派の巻き返しで「構造改革」が空振りになってしまって、「だまされた！」なんて歯がみしても、あとの祭りってか。

あ゛ー、イヤなことを考えてしまうなあ。

晴。

今日も暑い。

興味深いこんな記事。

音で楽しむＨＰ 視覚障害者にも便利に

いろいろな示唆に富んでいるので、是非ともじっくりと読んでもらいたい。

この記事を読んでいて、ふと思い当たったのは、バリアフリーの意義についてである。

もちろん障碍者のために、というのが本来目的ではあるが、障碍者に優しい施設は、健常者にとっても当然優しい。スロープとかノンステップバスなどに接してみれば一目瞭然だろう。

それにしても、wwwが視覚障碍者の方にとってきわめて有効な情報の発信源となり得ることを、改めて知らされるとともに、次の一文が非常に気になった。

デジタル、ネット、ｅメール。どこか無機質なイメージがある情報技術（ＩＴ）は、実は障害をもつ人が活動の場を広げる有力な手段です。ただし、それは決まり事がきちんと守られていればの話。ルール破りの横行は、せっかくの道具を台無しにしてしまいます。

結局、ここで述べられているルールはW3Cの勧告にも合致するものであり、標準化された正しいHTML文書は、啻に視覚障碍者や高齢者のみならず、晴眼者にとっても読みやすく柔軟なものなのだと確信する。

ということで、早速私も「バリアフリーの扉」にあるｉ−Ｃｈｅｃｋｅｒを使って、自分のサイトをチェックしてみた。

とりあえず、「問題は検出されません」との診断結果を頂戴したのでほっとしているところである。

いずれにしても、どのような条件・環境下においても、基本的に伝えたいことは確保されている、そんなHTML文書を書きたいものだ。

参考までに、「アクセシビリティについて」のご一読も強くおすすめする。

ただし、もしかすれば一番需要が高いと思われるメールについては、OutlookExpressを始めとするメーラーの吐き出すHTMLがろくでもないので、まともに読み上げられるかどうかは疑問だが（しかも、ウィルスまで付いてくる）。

晴。

昨日から、東京本社での仕事が始まった

やはり、というか、当たり前のことかもしれないが、熊本とは流れている時間が違うような気がする。

二年ぶりの通勤ラッシュ。仕事の量。仕事の回転。

特に、仕事面でいえばまるで「浦島太郎」になった気分だ。早めにペースを取り戻さないとついていけないのではないかと、焦燥感はいやが上にも高まっている。

それにしても、やっぱり東京も暑い。(^o^;

熊本も暑かったが、東京の場合は人口が多いからか、なんかたくさんの人間の顔をなでまくった変な空気の重さがあるような気がするなあ。ε= (++ )

晴。

朝５時、東京有明埠頭に入港。東京に上陸。

２年ぶりの東京だ。万感の思いでスロープを降りると、メールで着岸時刻を知らせていた友人が出迎えてくれた。

朝が早いから迎えは無理だと言っていたのに、「ゴルフに行くからついでに寄ったんだ」とほほえんでいる。

きっとわざわざこのために来てくれたのだろう。申し訳なさと喜びが同時にこみ上げてきて、はかばかしくしゃべることさえ出来なかった。

嬉しかった。関東に帰ってきても人の輪はあるのだな、と、しみじみとした感動に浸ったのである。

台場から首都高に乗る。早朝なのに意外に乗用車が出ているなあ、と思ったら、今日は土曜日なのだ。

それにしても、やっぱり車が多いなあ。交通量の少ない九州から来ると、結構面食らう。(^^;

5時45分頃、横浜の自宅着。

車から荷物を下ろしていると、連れ合いが降りてきた。

これから横浜での生活が始まる。

快晴！。

いよいよ、熊本を去る日がやってきた。

朝、社宅返還の手続きを済ませた後、後任者を空港に迎えにゆく。

簡単な引継を終えて、職場に案内。尋常ではない暑さに驚きを隠せないご様子だ。奇しくも私と同じく長野県出身とのこと。(^^;

職場の上司・先輩・同僚の方々に最後のご挨拶をして、車に乗る。会社を出るところで同僚がわざわざ見送りに来てくれた。思わず落涙しそうになる。どうも、九州に来てから感情過多になったようだ。

九州道を鳥栖あたりまで来ると、雨が降り始め、やがて、ワイパーも間に合わない豪雨になる。

台風が前線を刺激しているのだろうか。空まで泣いている、と、やけに感傷的なってしまった。

新門司から、有明埠頭行きのフェリーに乗る。

最初は穏やかだったが、途中から雨風が強まり、かなりの揺れがある。

２等寝台では、一晩中、九州の思い出を中心とした夢の中で遊んでいた。

快晴！。

一昨日の７月２日、東京本社への出向辞令が出た。

とうとう来たか、というのが実感だった。

九州を離れる日が来ることは、わかってはいても寂しい。万感胸に迫る思いだった。

思えば、ちょうど２年前、期待と不安を胸に抱いて、それまで僻遠の地だと認識していた九州に単身赴任。

こんなにも身近で大切な場所になるとは思わなかった。

会社に出勤して、いくつかの雑事を済ませ、最後の片づけをする。

午後から社宅に戻り、掃除などをしつつ、最後の荷造りをする。会社の先輩や同僚がわざわざ休暇を取って手伝いに来て下さった。

ありがたいことだ。振り返ってみれば、この周りの人々の優しさが、私をして九州を去り難くさせている一番大きな要因なのかもしれない。

荷物はクロネコヤマトの２立米パックを使う。単身者に適したリーズナブルなサービスが気に入っている。

家具を運び出したあとは、特にふすまの桟とかカーテンレールの上、網戸、アルミサッシの桟、畳の隅などを念入りに拭きあげた。

見違えるほどきれいになった部屋で、手伝いに来て下さった方々と最後の飲みかた。これが、私が熊本で過ごす最後の夜だ。

２年間の思い出を中心に酒はすすみ、前夜２時間程度しか寝ていない私は中途で爆睡。

夜中に目を覚ますと、先輩方はお帰りになった後で、座敷には布団が敷かれていた。

最後まで、優しさに満ちあふれた夜だった。

雨のち曇り午後になって晴。

本日付けをもって、私は東京本社へ出向となる。尤も、本日は日曜日なので、正式な辞令は明日になるが。

別れを惜しんでくれた庵鹿川熊本県本部の会員各位が送別山行を企画して下さった。

庵鹿川本体では、既に先週の土曜日、この出向辞令を勝手に予測して送別会を開いてくれたのだが、熊本県本部の方は正式な社命を待って下さったというわけだ。

昨夜19時に、集合場所と指定されている仙酔峡の防石壕に行くと、既に庵鹿川のサブオーナーであるISさんが大型テントと中型テントを張って待っていて下さった。

一宮にある家族料理の店の自慢であるモツ鍋と高菜漬けを肴にビールなどを飲みながら二人で四方山話をしていると、YTさんが到着。と同時にものすごい突風がテントを襲い、モツ鍋がひっくり返った。w(☆o◎)wガーン。

モツだらけになったISさんと私は大慌てで後かたづけをするが、テント内は強烈なモツの臭いが充満してさすがに耐え難く、急遽外で続きをやることに。

暫くして、NYさん・KRさん・ISさんが到着。本格的な宴会に移行する。しかし、拾い集めたモツ鍋は何故か不評だった。ヾ(-_-;) オイオイ

翌日、朝から雨の降るあいにくの天気。

仕方がない、温泉にでも入って早じまいしますか、というISリーダーの判断により、朝からビールを飲む。

そんな堕落した我々の傍らを、登山者は次々に高岳目指して登っていった。

何となく焦燥感に捕らわれる頃、空がだんだん明るくなっていき、一時的に陽も射すようになってきた。

送別「山行」なのだから、やはり登ろうということになり、11時頃、鷲が峰を目指して行動開始。(^^;

所々で雨に降られながらも、北尾根にさしかかる頃には空も晴れ上がり、絶好の登攀日和となった。

岩は相変わらず脆かったが、高度感溢れる登攀が出来て、大満足の高岳山頂で乾杯。

何とも嬉しい、単身赴任最後の山登りだった。

帰路、内牧温泉の薬師湯にて汗を流す。しみじみとして、涙が溢れそうになった。