身辺雑記「綾に哀しき」２００７年１２月分

曇り時々雨。

仕事納めも終わり、今日から年末の休みだ。

しかし、昨日の晩から大荒れの天気となり、今日も間歇的に大雨が降る。

明日からは今シーズン最大の寒波がやって来るそうだ。

前々から気になっていたことことだったが、サイト内の記事の全文検索機能を追加した。

これは、「とほほのＷＷＷ入門」で有名なとほほさんが提供されているWwwSearchをベースにしたものである。

本来であれば、より効率的かつ高度なインデックス作成型検索エンジン（Namazu など）を使った方がサーバーにも負担をかけないだろうとは思われるが、画像を含めても11MBくらいの泡沫サイトの記事検索であれば、それほどの負担もあるまい、と、設置の容易さと操作性の良さを買って、WwwSearchを使ったものである。

関係する部分だけを修正したものなので、まだまだ改良の余地はあるが、とりあえず設置してみた。

その前に、サイトマップを作らなければならないのだが、これは今後の課題として、そのうちに整備するつもりだ。

このサイトに来ていただいた方人が、関連項目を見てみたいと思われた際に対応できれば、というのが表向きの設置目的なのだけれども、実は、私自身が（例えば「綾に哀しき」などで）過去にどんな記事を書いていたかを調べたいと思った部分も、動機としてはかなりの部分を占めている(^^;

いつ書いたか、とか、どんな内容だったか、とか、忘れちゃうんだよね、やっぱり(^^;

ということで、よろしければお使いくださいm(_ _)m

晴れ。夜半には曇り。

クリスマス・イブで休日。しかも満月という三連休の最終日だった。

昼間は、風は強いものの良く晴れ、一昨日から昨日にかけての大荒れの天気で雪化粧となった丹沢が美しく輝いていた。

夜半には雲が張り出し、満月には大きな暈がかかっている。

その滲んだ光が柔らかで、これがまた実に趣があった。

関東地方では、昨日の午後から今日にかけて良い天気だったので、出かけた人も多かったのかもしれない。

しかし、年末のこの時期、たいていの家では、大掃除・買出しそして年賀状書きなどで忙しかったのではないか。

斯くいう私も、それらの業務に追われ、とてもどこかに遊びに出かけることなど出来なかった。

特にこの時期は年賀状書きで忙殺される。

早くから準備すればいいものを、結局追い込まれてから対応するので、てんやわんやとなってしまうのだ。

しかし今年は、年賀状等への対応を考え、予め変えインクを纏め買いしておいた。

純正品は結構高いので、リサイクルインクを買っておいたのだが、一昨日、切れたインクを取り替えようとしたら、プリンターに拒絶されてしまった(>_<)

電源コードを抜いてリセットしてもだめで、あちゃー、安いもの買いの銭失いを地で行ってしまったか、と愕然。

一応、購入元に連絡しようとすると、「土日」は電話対応をしていないという記述であった。やむを得ず、仔細をメールに記載して送信した。

すると、暫くして電話があり、なんと別の製造元のものを速達で送るとのこと。

半信半疑でいると、翌日、クロネコの速達メール便で送られてきた。

そのインクに変えたところ、見事にプリンターは認識。感動しつつ、早速お礼のメールを送信した次第。

ネット販売は正に玉石混交であるが、それ故に良心的であるかどうかは非常に大きなファクターとなる。その意味でも非常に素晴らしい対応で、心底から感心した

この、互換インクカートリッジ専門店の名称とURLは以下のとおり。

インクカートリッジの専門店「安いぜ.com」（株式会社フロムアイコーポレーション）

営業方針に「100日間返品保障」という文言が掲げられているが、正しくそれに則った誠実な対応で、久しぶりに胸が熱くなったところである(*^_^*)

価格も極めてリーズナブルで、力強くお勧めする＼(^o^)／

晴れ。

今日は少し暖かな陽気となる。

陽は短くなり（そういえば、明後日は冬至だ）、朝の6時はまだ真っ暗だし、夕方も5時前には真っ暗になってしまうから、何だか暗いだけで寒々しいよね(^o^;

だから、昼間だけでも少し暖かだと、ちょっと得した気分になろうというものだ。

夜、月が美しく輝いている。そういえば24日のクリスマスイブは満月だ。

今日は月齢で10日ちょっとすぎくらい。「笹蒲鉾が浮かんでいるようだ」と表現した友人の言葉に感心し、そんな先入観を持って眺めていたら、いかにも美味しそうだった。

米国のサブプライム問題は、相当に根が深そうで、そもそも損失額がどれほどなのかさえも分からない状況だ。

そんな中で、米欧加の５中央銀行が年末越えの資金供給で異例の協調体制を組み、米大手金融機関が設立する「サブプライム救済基金」を設立するという話が出て、なんとそれに日本のメガバンクも出資しろ、なんて滅茶苦茶な話がなされていたことは記憶に新しい。

不良債権化のリスクを軽く見てバンバン投資してきた自分らの目算の甘さも省みず、よくもそんなふざけた要請が出来るものだ。

公的資金の投入は反対が多くて頓挫したらしいが、自国にも見放されたような者共に資金を提供するなど、正に盗人に追い銭だ＼(^o^)／

第一、日本がバブル崩壊で未曾有の金融危機に陥ったときに、おまえら、資金提供とかして救ってくれたか？

というわけで、ここのところ非常にむかついていたのだが、どうやらメガ三行は断ったらしい。

メガバンクの米基金出資見送り、金融株押し上げ地合い好転

よしよし、褒めてつかわす＼(^o^)／

ある国内証券の関係者は「米国からの要請に対し、断れないだろうとの見通しがマーケットの多数だった。余計は資金負担の上に、株主代表訴訟のリスクも抱えることになりかねず、この問題は邦銀株のネックだった」と指摘する。

仰るとおりだ。

掘れば掘るほど問題が出てくるようなサブプライム関連の資金供給として、与信判断もきちんとせずに貸せば使途も不明瞭な融資になってしまうだろうし、焦げ付き覚悟で貸せば特別背任になる可能性が高い。

銀行本体にとっても経営者本人にとっても恐るべきリスクを孕んでいるのだから。

まあ、従って極めて全うな対処方法だったと思うけれどもね。

ところで、このニュースの中に、「政府系投資ファンドの中国投資有限責任公司がモルガン・スタンレー<MS.N>に５０億ドル出資する」という記事がある。

他方、米銀の動向に詳しいある国内市場関係者は「モルガンスタンレーの中国資本受け入れは、かなり驚いている。米国の戦略として中国資本の一定以上の受け入れは、米国の弱みになりかねず、米銀の置かれている状況が、公開されている情報から判断する以上に痛んでいる可能性を示すできごとだ」と指摘する。

この懸念もご尤もだ。

中国などに頼らなければならないほどひどい状況というのは、さすがに驚くよね。

これでモルスタなどは中国に対して頭が上らなくなったりして。

と、ひとまず安心しつつも、サブプライム問題の根の深さを改めて認識することにもなったわけだから、複雑な気分だ。

年末締めの米銀の決算が来月公表され、それによってその影響がどれほどのものか明らかになるだろうから、金融不安は更に拡大されるかもしれない。

などと、ちょっと暗くなっていたところに、いつものメールマガジンの記事が少し柔らかな笑いを提供してくれた。

○地下鉄の出口近くで、携帯電話で大声でしゃべっているおじさんがいました。

「ディズニーランドの前にいるから…」。ディズニーランド？おかしいと思ったらデニーズでした。

いやあ、これはいい＼(^o^)／

これもよくわかるぞ。

何しろ私もつい最近まで「Turrys」を何て読むのか知らなかったんだから＼(^o^)／

晴れ。

連日の晴天。昨日の日中はそれでも少し暖かだったが、今日は寒波の影響か昨日よりは寒くなっている。

ふと気がつくと、街路の銀杏の木が葉をすっかり落としていた。

考えてみれば、もう師走も半ばを過ぎているのだ。

夕焼けと、それに続く月が美しい。昨晩は上弦、今晩は九夜月である。

ところで、以前、この欄にも書いた「次世代高速無線通信の免許」について、次の二者にほぼ決まったようだ。

＜次世代無線＞ＫＤＤＩ、ウィルコム２陣営に免許へ…総務省

いやあ、笑っちゃった＼(^o^)／

だって、オープンワイヤレスネットワークの孫正義代表取締役が口を極めて免許付与を反対していたニ者なんだもの(*^o^*)

つまり、孫代表取締役があれほど熱心に主張したことを、ご当局は全く考慮に入れなかったということだね。「人を呪わば穴二つ」というが、足を引っ張ろうともがいて、自分が穴に落ち込んだという顛末！。

総務省は各陣営の計画を技術、エリア展開、財務基盤、他事業者への回線提供の促進−−などの観点から審査。早くからワイマックスの技術開発に取り組んだＫＤＤＩは電波の効率利用の面で優れており、ウィルコムは既存ＰＨＳ網を生かして次世代無線網を構築できる堅実さなどが評価された。また、両陣営は他陣営よりエリア展開が早いことも高い評価につながった。

結局、堅実な技術力とエリア展開が早いというサービス面での充実が評価された、ということだね。うむ、至極ご尤もな判断だ。

まあ孫さん、とにかく、顧客をないがしろにしてはばからない経営方針をまず見直しなさいよ（余計なお世話だろうけれども）。

だから何度もいうんだよ、「脚下照顧」だって＼(^o^)／

ああ、しかしこれでまた「毛が抜ける」ことになっちゃうのかな。その点はご愁傷様だm(_ _)m

曇り時々晴れ。

晴れ間はあるが、雲の多い肌寒い天気となった。

今日は新月だから、晴れていれば星がきれいに見えるだろう。

なーんて勝手に考えていたが、やっぱりそんなにうまくはいかない。

残念ながら夜半には、鉛色、というかいっそ灰色の蒟蒻のような空が広がった。

先日、この欄で、いわゆる「ケータイ小説」について書いたが（2007年9月10日の雑記）、「恋空」とかいう星菫趣味の妄想物語が、なんと映画化されて、しかも結構観客も入っているらしい。

私はこの「ケータイ小説」自体を熟読したわけではないので、どうこういう資格もないのだが、斜め読みしただけでも、レイプだとか、妊娠や悪性リンパ腫に関するいい加減極まりない記述だとか、正にでたらめのオンパレードだと感じた。

いくらフィクションでも、物語を構成する部品や事象にかかる細部の描写が嘘っぱちではお話にならない（しかも最初は「実話を元に」なんて書いてあったらしい）。

特に、がん治療などに関する記述部分などは、実際に抗がん剤治療などを受けている方が多くいる中で、こんないいから加減な話が流布する危険性をついつい危惧してしまう。たいした影響力はない、などと決め付けるには若年層のファンが多すぎるわけだし。

売れれば何でもいい、という出版社側の身勝手な商法が透けて見えて実に不愉快だ。

と、ここまでは前振り。前振りで愚痴をこぼしていてもせん無い話だが、同じくケータイで小説を読む、といっても、場所を問わずにきちんとした作品を読める、ということならば、ことは全く違う。

「青空文庫」のことをご存知の方は多数おられると思うが、それをケータイでも読めるサイトがある。

携帯小説 携帯文豪

このところ読みたい単行本もなく、文庫本も何となく面倒くさくて買わなくなった私にとって、ケータイで古典から昭和期までの主だった小説を無料で読めるのは正に天恵というものだ＼(^o^)／

日本文学はもちろんのこと、何しろ、ゴーゴリーの「外套」なんてものまでアップされているんだから。

ネット社会も、こんな形で恩恵をもたらしてくれるのだな、などとほくそ笑みながら、電車の中で嬉々としてケータイの画面を見つめている初老のオヤヂ！＼(^o^)／

これはちょっとアブナイかな(^o^;

晴れ。

ここのところ連日厳しかった寒さも今日は一段落。

小春日和の暖かな日となった。

11月の終わり辺りから、真冬並みの寒さがやってきて、寒暖の差が大きくなっていたせいもあってか、流感のほかにインフルエンザも流行ってきている。

今年のインフルエンザはソ連A型が主流になりそうで、これに罹患するとかなり重篤になるらしい。

香港A型などと違って、通常ならあまり拡大せずに収束するタイプだったらしいのだが、今年は異常気象の影響もあって危ないのだそうだ。

うーん、やはり予防接種を受けようかな。

というのも10月の終わりに風邪を引いてからずっと調子が悪く、先週の終わりにはまたぶり返してひどい目に遭っているからなのだけれども(^o^;

なかなか完治しないのも、結局年齢から来るものなのかな。昔は、かなり高熱が出ても、一晩大汗をかけば治っちゃったものであるが。

などとつらつら考えながら、ネットサーフィンをしていたら、こんなページに行き当たった。

Real Age

34問の質問に答えていくと、自分の「実年齢」と「余命」が表示されるというもの。

英語表記であるし、心臓や糖尿病などに関する医学用語もあるので、辞書を傍らに用意した方がいいと思うけれども、専門用語以外はそれほど難しくもないので気軽にトライできる。

体型はどうか、とか、ヘビーウェイトか、とか、運動はしているか、とか、睡眠時間はどのくらいか、とか、親や祖父母は長生きか、とか、タバコは吸っているか、とか、酒はどのくらい飲むか、とか、朝飯は食べているか、とか、食事は日に三回摂っているか、といったことから、LDLコレステロールの量、糖尿病罹患の有無、心臓病関係など、様々な質問が並び、回答の都度、実年齢と余命の値が変わっていく。

そうした結果を見るのも一興だが、むしろ実年齢を下げ、余命を長くさせるためには、バランスの取れた健康的な生活をしろ、というメッセージがこめられていることを改めて認識させられた。

ストレスを感じているか、仕事にやりがいを見出しているか、幸せを感じているか、人生に希望を持っているか、などという精神面やライフスタイルに関する問いかけなどからは、正に「病は気から」という普遍的な俚諺が垣間見える気がする。

そうそう、寿命の長短に大きく影響するといわれている結婚の有無も、当然のことながら問の中に存在するが、愛するパートナーとの幸せな結婚であるか、という問いかけには、ちょっと意表を突かれてしまった(^o^;

まあ、あまり深刻に考えずに試してみてはいかがでしょうか(*^o^*)

しかし、「Life Expectancy」が「104」歳ってのはどうなんだろう。いくら初期的期待値とはいえちょっと長すぎやしないか(^^;

晴れ。

12月になった。

土日は比較的穏やかだったが、今日はまた寒さがぶり返す。

殊に夜は、風も出てきたせいか、ひときわ寒さが身にしみた(>_<)

明日は今シーズン一番の冷え込みとなるらしい。

今朝6時50分頃、出勤の用意をしていたら、NHKで、人身事故のため田園都市線が止まっているとのニュースが流れた。

あちゃー、と思っていると、7時10分過ぎに運転再開との報道。

混んでいるであろうことは承知で家を出た。

駅に着くと、電車は全て各駅停車で運行、当然、女性専用車両もなしで、ごった返している。

うんざりしながらも来た電車に乗ると、動き出して暫くで停車。先行電車がつまっているらしく恐るべき徐行運転だ(^o^;

何と駅4つを行くために1時間かかってしまった。

これはどうしようもないなと、横浜市営地下鉄の振替輸送を利用して新横浜へ。多少予想はしていたが、あざみ野駅はものすごい混雑で、振替輸送のためのチケットをもらって改札を通るのも一苦労。新横浜でも大変な人出。「これは失敗かもしれない」という思いがチラッと頭を過ぎる。

そこから横浜線で東神奈川に向かうも、これも遅延。さらに東神奈川からの京浜東北線も、踏切の非常停止ボタンが押されたとのことで大幅遅延。

結局、家を出てから職場まで3時間近く要してしまった。

くそ！あのまま乗っていればよかった、と思ったのも後の祭りである。

人身事故と聞いて、もしかしたら自殺かもしれないな、と思っていたが、記事によればやはりそうらしい。

東急田園都市線で男性飛び込み死亡、８万５千人に影響

35歳か…、きっと余程のことがあったのだろう。痛ましいことだ。

いずれにしても、都市交通の脆弱性に改めて想いが至った。

田園都市線が止まったことによって、周辺の交通機関も大混雑し、次から次へと遅延が広がる。

考えてみれば、これだけの人口が大移動をする朝の通勤時、恒常的に遅延、とはいい条、せいぜい5〜6分くらいですんでいるのは、その大人数が、毎朝概ね効率的にそれぞれのポイントをきちんと移動しているからに相違ない。

その一つが稼動しなくなったことによって、影響が波状的に広がっていく。背筋が寒くなる思いがした。脆弱だなあ、と感じたのはそのためである。

しかし、相当に驚くべき速さで収束もしているのだ。これもまたすごい。

尤もこれは後から振り返るからそう思うわけで、その渦中にいたときはやり場のない焦燥感と怒りに取り巻かれていたのも、また事実。

亡くなった方には申し訳ないが、こうした多大な影響も出るのだ。ご自身がもしも会社員であったら、それがどれほどご同類に迷惑をかけることになるのか考えて欲しかった。

また、大きなお世話だが、もしもご家族がおられたのであれば、ご遺族はかなり膨大な損害賠償を交通機関より求められるだろう。

「自殺は不経済」だということが言われる。

正にそのとおりだと思う。残された人々の心の悲しみももちろんながら、その人たちを襲う経済的な打撃にも是非思いをめぐらせて欲しいものだ。

陳腐ではあるが、死の決断をする前に「本当にそれしか道は残されていないのか」を考えてみてはどうだろうか、世の中には生きたくてもそれがままならない人もいるのだから、としみじみと思いながら、ギュウギュウ詰めの電車に揺られて、朝っぱらから望まぬ「小旅行」をした次第。